アラフォー美容師の移住奮闘記

長野県への移住を目指すアラフォー 美容師カツオ君です✂︎40歳に近づくにつれて仕事中心の暮らしに疑問を感じ、生活(生きる活動)中心への転換→よし、田舎行こう!→移住に向けてただいま奮闘中。長野県の移住情報を中心に記事を書いています💁‍♂️長野県の空が大好き❤

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【注目】気候変動がもたらす5つの影響が地域の暮らしを脅かす⁈Part②

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こんにちは、こんばんは。
アラフォー 美容師のカツオ君です。


前回、Part①の続きになります。 まだ、ご覧になって無い方はこちらから👇

katsuo610.hatenablog.com



今回は、前回紹介した【自然災害頻発】のシナリオと、【水不足】のシナリオに加えて新たに3つのシナリオを通して、気候変動が地域生活・地域経済に与える影響をみていきます。




健康被害シナリオ

気候変動が人間の身体や精神にネガティブな影響を及ぼすというシナリオ。あまりピンとこない感じですが、わかりやすいので言うと、最近よく聞く【熱中症】。


わたし達の子供のころなんか、夏休み期間中は、ほとんど、外で遊んでたのに「熱中症」のネの字も聞かなかったですよね?


やはり、近年猛暑日が続く事により【熱中症】とみられる症状が増加していて、とくに高齢者や乳幼児などが、その被害を被りやすい。

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そして、おおきな自然災害の増加に伴い、身体的な負傷や、PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)と呼ばれる心のダメージを受ける人が増加している。


さらには、いま話題の【感染症】も気候変動による影響でさらに、増加、拡大する恐れがあると懸念されている。前記事でも触れたが、災害発生後の避難場所、復旧中の住宅では、衛星環境も悪く蜜になりやすく新型コロナウイルスや、インフルエンザなどの感染症が蔓延しやすいだろう。


そして、猛暑・水不足による水質悪化や、生物の生息地の変化による蚊の増加を含む、虫の大量発生などで病原菌が繁殖しやすい環境が増えており、新たな感染症が発生するリスクが高くなっている。


最近では、凍土や氷河が温暖化の影響で溶けていくことで、古代の病原菌が冷凍保存状態から抜け出し再生するリスクも報じられています。


また、経済発展や技術革新により移動範囲が広く、そして容易なった現代では、経済成長や、都市化の流れで、未開拓森林地帯に立ち入り、高密度な都市で生活をし、国境を超えて移動する。


まさに、ウイルスを拡大しやすい条件が整った時代で、気候変動がそれを後押ししている。コロナウイルスとは、来るべきしてきたウイルスなんですかね。



食糧危機シナリオ

気候変動の影響は、地球に生息する動植物に甚大な被害をもたらしています!


こう聞くと「希少動物が絶滅の危機にあり、守らないといけないと」というような、あくまで自分と直接関係のない事のように思う方がほとんどだろう。


しかし、動植物の生態系が危機ということは、その生態系の中で生き、動植物の生命をもらいうけ生きている私たち人間も、間違いなく危機である。


たとえば、気候変動による海水温の上昇により、サンゴの白化(死の一歩手前)の頻度が年々増加しています。


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サンゴの死滅は、海の景観が損なわれるという問題ではなく、海の中に生息する生き物の4分の1から、3分の1の種類は、サンゴに生息しているといわれているため、多くの海の中の生き物に影響があります。


そして、気温や水温の上昇により、生物は寒い地域への極地移動や、水中では垂直移動をしている現象がおきている。


ニホンジカの北限は岩手県だったが近年では北上しており、新たな獣害が発生し始めている。鹿などへの吸血で生きているヒルが鹿とともに北上し、農家など人間の被害もでてきている。


そのほかに、欧州・日本でもワイン用のぶどう栽培に適した場所が高地や、北上へと移動しつつあります。 気候変動により、その場所で、その土地の環境にあった作物の収穫量が今までと変わってきています。


これは、地域の一次産業の存亡に関わる重大な問題になります。


地域に適した耕作適地という概念が、気候変動により崩れ始めているという事実です。


このように、遠く離れた生態系への影響は、まわりまわって私達人類にも、おおきな影響を及ぼし、結果的には基幹産業の衰退や、地域間での食糧紛争へと繋がりかねません。


まさに、地域にとって無視できないシナリオです。



文化喪失シナリオ

最後は、人間が人間であるために必要不可欠な「文化」が喪失するというシナリオ。


上記に記載した、貴重な生物の絶滅や、自然遺産が危機にあるのは、わかりやすい変化だか日本各地には、はるの桜や、秋の紅葉、冬の雪景色など、気候と自然・建造物の組み合わせによる文化遺産が山ほどあるが、時期がずれる、短くなる、体験すらできなくなるという事態が全国各地で頻繁におきている。

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北国に風物詩でもある「雪まつり」暖冬や、雪不足で彫像の倒壊の恐れがあるなどして、期間短縮や、中心に追い込まれている事態はすでに発生している。(2021年は、コロナの影響でオンライン開催である)


それと、凍土の融解が引き起こす火山活動の活発化による酸性雨や高潮などによる塩害等で、歴史的建造物が損傷するという被害も海外ではでてきている。


2019年の後半から発生した、オーストラリアでの森林火災による、森林の消失、コアラ などの希少動物の大量死も、気候変動による空気の乾燥と関係が深いと推測されている。


気候変動は、日本の地域の魅力、豊かさの根源ともいうべく「文化」に多大な影響を与えている。



まとめ

皆さん、いかがでしたでしょうか?


気候変動による影響が地域社会・経済・暮らしに与える影響を様々な視点から予測したシナリオを見ていきましたが、どれも意外と身近に感じるものばかりでした。


とくに、健康被害シナリオでは、まさに今の世の中をそのまま描写したような事柄になっていて、新型コロナウイルスも、まだまだ助長にすぎないのかもしれませんね。


わたし達、ひとりができる事は、とても小さくて微力です。


だからと言って、何もしなければ何も変わりません。 なにかひとつでも、小さな事でも「今の、暮らし方」を見つめ直し、変えてみてはいかがですか?




それでは、最後まで今回も読んでいただき、ありがとうございました😊